今年も8月になってしまいました。先月は投稿一件だけ。
Facebookをはじめてというもの,やはり投稿が少なくなってしまいます。
スマホで投稿したりすればいいのかも?とは思いますが,やはりキーボード入力でないと,という昭和世代です。
さて,久しぶりに業務関連で。
以前にも書いたと思いますが,相手方との対応も,依頼人との対応も難しいのですが,実は依頼人との対応が神経を使うというお話し(私の場合)。
相手方の場合は,例えば,2週間以内に書面で回答を,と内容証明を送ったところが,たまたま当職が休みのときに電話を掛けてきて,返答しろというのにいないのは何事だ!みたいにわめきちらす人がいたりしますが,それはそれで相手方だから,とあまり神経は使わなかったりします。それでも嫌だけど。
依頼人の場合は,適当にあしらうわけにもいかず,神経を使います。
当初依頼時から,案件の困難さについては,丁寧に説明し,過度の期待を抱かないよう注意するのですが,それでも始まると,それは記憶の彼方に。
お金を払って頼んでいるわけですから,当然といえば当然なのですが,いやがおうにも期待だけが高まり,裁判所の渋い判断を目の前にすると,攻撃の矛先はこちらに向かって参ります。
私自身も,裁判所がおかしいと思っても,それは私のやり方に足りないところが無かったか,いろいろ検討して,反省すべきところは反省するのですが,そうはいっても,最初から無理筋だったものについては,なかなか状況をひっくり返すのは困難です。
弁護士に払ったお金だけでも取り返したい,と言われると,じゃあ報酬はいいや,とかなってしまうのです。
訴訟遂行の手間と時間をお金で買うという認識が,なかなか日本では浸透しておらず(これは,弁護士に限らず,税理士などの他士業でも同様のようです),費用をいただいて,成否不確実な委任事務を遂行するというのは,かなりの神経を使うものです。
タイムチャージで弁護士を使って,ダメだらダメで,と割り切ってくれる依頼人ばかりではない(むしろ少数)なかで,どのようにしてこの商売を成り立たせていくのか,永遠の課題の気がしてきました。
そういうわけで,事務所を移動して,仕事に集中してきたところで,今度は,仕事上のストレスがよく見えやすくなってきている昨今なのでした。