遡及適用

法令の遡及適用は,法秩序の混乱を招くことになりますから,基本的には御法度です。

が,日曜日にサンデープロジェクトをちらちら見ていたら,木村剛氏がよく分からないことを言っていました。
過払金請求について,みなし弁済の適用に関する最高裁判例について言っているようでした。

彼はのっけから,貸金業法等の改正(貸金業法上の「みなし弁済」制度(グレーゾーン金利)を廃止し、出資法の上限金利を20%に引下げる)についてお怒りです。
ノンバンクが中小企業に融資しなくなり,景気が悪くなったと。

でも,年利3割に手を出したら,ほとんど破綻に向かっちゃうのがほとんどなんですけど。だったら自分の銀行で貸したらどうでしょう。と言いたくなりました。
でも,自分の銀行は,あんまり業績良くないみたい。こちら

あと,仕入れに3割乗っけて物を売るという商売が成り立っているんだから,3割の利息は高くない,とか何とか言っていましたが,利益をいくら乗っけるかは自由にできるけど,3割の利息,途中で安くしてもらえるんでしょうか?という疑問がわいてきました。

とまあ,何だかよく分からない論理で,いろいろ非難していましたが,さらによく分からないことに,上記の最高裁判例は,法律の遡及適用をしている?と。
いや別に利息制限法が改正されてそれを遡及適用している,という事実は全くないんですけど。
昔っから単に利息制限法のみなし弁済の要件満たさないで余計な利息取っていただけの話だと思うんですけど。
まあ確かに,解釈が少し変わっている気がしますが,それと法律の遡及適用とは話が違うかと。

横で竹中平蔵が,したり顔で「いろはのいがなっていない」みたいなことを言っていましたが,むしろそういうあなたが…。

と,つっこみどころ満載のサンデープロジェクト。ちなみに,田原総一朗も理解していない風。
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by black_penguin | 2008-02-04 23:30 | 時事関連 | Comments(0)

弁護士のちょっとブラックな業務外日誌


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