心神喪失?

(以下、asahi.comより引用)

ヤギ被告、殺意を否認 広島女児殺害事件初公判

 広島市安芸区で昨年11月、下校途中の市立矢野西小1年、木下あいりさん(当時7)が殺害された事件で、殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われたペルー国籍の無職ホセ・マヌエル・トーレス・ヤギ被告(34)の初公判が15日、広島地裁(岩倉広修(ひろみち)裁判長)で開かれた。被告は遺族への謝罪の言葉を述べたが、「(殺す)意思を抱いたことはありません」と殺意を否認。弁護側は「心神喪失状態で刑事責任能力はなかった」として殺人罪などについて無罪を主張した。死体遺棄罪と偽名で入国・在留した出入国管理法違反の罪は認めた。

 この事件では裁判所と検察、弁護人が事前に協議して争点を絞り込む「公判前整理手続き」が適用された。少なくとも18日までは連続開廷して今週中に主要な証拠調べを終えることになっており、09年までに始まる裁判員制度による裁判のモデルになると注目されている。

 今回の公判の争点は、殺意の有無と女児を死亡させた方法▽わいせつ目的の有無▽殺害場所▽刑事責任能力の有無――に絞られている。

 検察側は冒頭陳述で犯行の状況を詳しく再現した。それによると、被告は事件当日の午後0時50分ごろ、自宅アパートの前の道路を1人で歩いていた女児にスペイン語で「オーラ(こんにちは)」、日本語で「あなた、お名前は」と話しかけ、携帯電話の画面を見せて気を引き、2階の自室に連れ込んだ。さらに、午後1時40分までの間、わいせつ行為をした上で、殺意を持って数分間首を絞め続けて殺害した。女児はその間、涙を流していたという。

 さらに、遺体を自室にあったガスコンロの段ボール箱に入れ、自転車の荷台に載せて近くの空き地に運んで放置した、などと述べた。

 続いて弁護側も冒頭陳述をした。犯行時の状況について「女児が話しかけていたときに、突然被告の頭の中に『殺せ、殺せ』という声が響き、自分の意思で身体をコントロールできなくなった」と主張。さらに、「女児の口や首付近に手を置いただけで、首は絞めていない」と述べ、殺意はなかったとした。わいせつ目的も「幼児性愛者ではない」と否定した。

 そのうえで、被告は「悪魔の声」で是非善悪を判断して行動する能力が全くない心神喪失状態か、著しく低下した心神耗弱状態だったとした。弁護団は4月下旬に精神鑑定を請求している。

(引用終わり)

「「女児の口や首付近に手を置いただけで、首は絞めていない」と述べ、殺意はなかったとした。」に似たような台詞をどっかで聞いたような。
ヤケ被告あらためヤギ被告、従前ペルーで同様の事件を起こしたときも、「悪魔が云々」と同じような言い訳をしたという。中途半端に偽名を使ったりして、こんな言い訳が全くもって不合理な弁解であることは明白です。

ただ、言葉がうまく通じない外国人に、そんな言い訳は通用しない、とか説得しようにも難しいんだろうね。本人が言い張っている以上、それを主張しなければならないのが弁護人の悲しい務めでございます。

しかし、この弁護人、広島地検の検事と随分仲が悪くなってしまったようで。
(以下、asahi.comより引用)
ヤケ被告の弁護人、接見妨害で提訴 国に損害賠償求める

 広島市安芸区の小1女児殺害事件で、ペルー国籍のホセ・マヌエル・トーレス・ヤケ被告(34)=殺人罪などで起訴=の主任弁護人を務めている久保豊年弁護士(広島弁護士会)が30日、起訴前の勾留(こうりゅう)期間中に検察官らに被告との接見を妨害されて弁護活動に支障が出たとして、国を相手に慰謝料など220万円の損害賠償を求める訴訟を広島地裁に起こした。全国から101人の弁護士が弁護団に名を連ねている。

 訴えによると、久保弁護士は昨年12月13日、広島地検に電話をして同日夜の接見を申し出た。しかし、応対した事務官が検察官に確認せずに「接見はできない」と回答。翌14日は検察官に直接電話で申し出たが「捜査に支障がある」として拒否された。緊急性があるとの申し出も聞き入れられず、結局、2日間にわたって接見できなかったとしている。
(引用終わり)

弁護人が変な知恵を付けているとでも考えたのか。
まあ、よりによって「心神喪失」なんて主張しているくらいの弁護人ですから、気持ちはわか…。
それにしても接見妨害はまずいですよ。ちゃんと一応電話で確認してから接見しようとしてるんですから。
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by black_penguin | 2006-05-15 23:15 | 時事関連 | Comments(0)

弁護士のちょっとブラックな業務日誌


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