ストーカー行為等の規制等に関する法律

ここのところ、ストーカーによる悲惨な事件が続発している。

(以下引用)
大阪姉妹殺害:前夜にも不審な男 タクシー運転手が目撃
 大阪市浪速区のマンションで17日未明、飲食店従業員の姉妹が刺殺、放火された事件で、事件の前日夜、マンション前で、妹とみられる女性を待ち伏せる不審な若い男が目撃されていたことが分かった。大阪府警浪速署捜査本部は周辺の聞き込みを進め、不審者の特定を急ぐとともに事件との関連を調べる。

 目撃したのは、大阪市内のタクシー運転手。16日午前1時半ごろ、大阪市中央区内で、この女性を乗せ、約10分後にマンション前に到着した。女性が降りると、20代ぐらいの男が近くの路上に立っていた。女性が男に向かって「何でこんなところで待ってるの!」と大声で叫ぶと、男はそのまま立ち去った様子だったという。約2週間前にもこの女性を乗せたが、降車の際に「おじさん、怖いからちょっと見てて」と言われたという。

 証言によると、女性は殺害された妹の上原千妃路(ちひろ)さん(19)に似ていた。男は20~30代ぐらいで、身長170センチ程度。帽子をかぶり、ジーンズをはいていたという。

 マンションは大阪・ミナミから約1キロと近い場所にあり、周辺では、不審人物がうろついているとの証言も多い。現場近くのマンションに住む飲食店勤務の女性(29)は上原さんらと同様、姉妹で居住。治安について「ミナミから自転車で帰宅するが、3日に1度は自転車や車で後をつけられる。30~40歳ぐらいの男がマンション前までついてくることもある」と話す。防犯のため催涙スプレーを持ち歩いているという。【石川隆宣、大場弘行、田中龍士】

毎日新聞 2005年11月19日 15時00分 
(引用終わり)

この事件の他、先日発生した16歳の同級生殺害事件も同様である。

ストーカー行為については、平成12年11月にストーカー行為等の規制等に関する法律が施行されている。
この法律では、特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、
一 つきまとい、待ち伏せし、進路に立ちふさがり、住居、勤務先、学校その他その通常所在する場所(以下「住居等」という。)の付近において見張りをし、又は住居等に押し掛けること。
二 その行動を監視していると思わせるような事項を告げ、又はその知り得る状態に置くこと。
三 面会、交際その他の義務のないことを行うことを要求すること。
四 著しく粗野又は乱暴な言動をすること。
五 電話をかけて何も告げず、又は拒まれたにもかかわらず、連続して、電話をかけ若しくはファクシミリ装置を用いて送信すること。
六 汚物、動物の死体その他の著しく不快又は嫌悪の情を催させるような物を送付し、又はその知り得る状態に置くこと。
七 その名誉を害する事項を告げ、又はその知り得る状態に置くこと。
八 その性的 羞恥心を害する事項を告げ若しくはその知り得る状態に置き、又はその性的羞恥心を害する文書、図画その他の物を送付し若しくはその知り得る状態に置くこと。
を禁止している。
警察による警告、公安委員会による禁止命令、という段階を経て、なおストーカー行為を繰り返す者については、罰則が設けられている。
また、ストーカー行為を受けた被害者が、告訴をすれば、これも逮捕・起訴の対象となる。

こうした規制にもかかわらず、悲劇が繰り返される。
顔見知りによるストーカー行為が多いことも、警察への相談等がなかなかなされない要因のようである。ましてや同級生となると。
残念だが、最後は自己防衛しかないのかもしれない。
痴漢等の性犯罪も相変わらず多いようで、女性が生きていくのは大変だと思わされる。

警備会社なんかで女性には女性の警備員みたいな感じでもっと安く個人警護とかやってくれるようなサービスが始まるといいね~。
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by black_penguin | 2005-11-19 17:00 | 時事関連 | Comments(0)

弁護士のちょっとブラックな業務外日誌


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