民事再生

(以下いきなり引用)
プロゴルファーの尾崎将司さん(58)が、東京地裁に民事再生法の適用を申し立て、同地裁が手続き開始を決定していたことが1日、分かった。
 個人債務者の民事再生手続きによるもので、同地裁は監督委員として富永浩明弁護士を選任した。
 尾崎さんの申し立ては先月12日付で、同地裁は18日午後、手続き開始を決定したという。
 個人債務者の民事再生手続きは、2001年4月の民事再生法の改正で設けられた制度。自己破産と違い、自宅などを手放さずにすみ、一定の債務を返済すれば残りは免除される。
 尾崎さんを巡っては、家族が不動産投資に失敗し、多額の負債があるという話が、プロゴルフ関係者の間で飛び交っていた。
 尾崎さんは、これまでにツアー94勝を含む国内112勝を挙げ、94年度から5年連続で賞金王になった。生涯獲得賞金は約26億7071万円に上る。
 しかし、2002年の全日空オープンを最後に優勝がなく、昨シーズンの賞金総額は約1983万円で55位。今季の獲得賞金も約800万円にとどまり、賞金ランクは80位に低迷している。
読売新聞
(引用終わり)

祇園精舎の鐘の声が聞こえて参ります。
さて、上記ニュースでは、「個人債務者の民事再生手続きは、2001年4月の民事再生法の改正で設けられた制度」などとして、「尾崎さん」が個人再生も申立をしたかのように書かれているが、個人再生の利用は、「再生債権の総額(住宅資金貸付債権の額、別除権の行使によって弁済を受けることができると見込まれる再生債権の額及び再生手続開始前の罰金等の額を除く。)が五千万円を超えないもの」とされているので、「尾崎さん」は約16億円の債務があるということなのでこれは利用できないこととなる。
したがって、「監督委員」が選任されていることからも明らかなとおり、通常の民事再生手続きを申し立てたのである。
一個人の通常民事再生というのはあまり聞いたことがない。おそらくだが予納金だけで500、600万円払ったのではないかと。

実際の手続の進行については、小熊猫先生が、いやというほど詳しいかと思われますが、このニュースで、個人でも、通常の民事再生をする可能性があることを、あらためて気が付かされたので、民事再生法さらにお勉強しようと思いました。
 
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by black_penguin | 2005-11-03 00:38 | 時事関連 | Comments(0)

弁護士のちょっとブラックな業務外日誌


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