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村上ファンド

阪神電鉄株の買い占めですっかり話題の村上ファンド。
しかし、経済のことに疎い私は、ただただテレビから垂れ流される情報に頷くだけで…。

ひとつ気になった言葉に、「持ち株会社」がある。
ちょっと調べると、ありました。「社会人の常識。今さら聞けない経済用語」と。
持ち株会社とは、他社の株式を、その事業活動を支配する目的で保有する会社で、製造・販売などの事業活動を行わない純粋持ち株会社と、事業も兼業する事業持ち株会社があるということである。
昨今よく耳にするようになった「○○ホールディングス」というのは、これだそうだ。
なんでも97年の独占禁止法の改正で、解禁になったとか。

しかし、阪神電鉄㈱の100%子会社が、㈱阪神タイガースというのは分かったが、「㈱阪神タイガースを持ち株会社方式で上場する」の意味がよく分からない。と思ってさらに調べると、ニュースで説明されてました。
(以下引用)
元通産官僚の村上世彰(よしあき)氏率いる投資ファンド(村上ファンド)が、阪神電気鉄道に提案しているプロ野球・阪神タイガースの株式上場を巡り、野球協約違反を避けるため、代わりに「球団持ち株会社」を設立して上場する構想が浮上していることが9日わかった。ただ、協約の抜け道をつくような手法だけに、他の球団オーナーの反発も予想される。

 プロ野球界のルール、野球協約では、球団の株主に変更があった場合、その都度届け出ることが義務づけられている。売買で株主が頻繁に変わる株式上場は、事実上、不可能となっている。

 関係者によると、構想では、阪神電鉄が傘下に「阪神タイガース・ホールディングス(HD)」(仮称)という持ち株会社をつくり、球団株式を全株保有する。

 上場するのはHD株とし、その際、例えば電鉄が保有するHD株と同じ株数を増資し、電鉄本体の既存の株主に対し、保有比率に応じHD株を引き受けてもらう。割り当てを希望しない電鉄株主の分をファンなど一般投資家が購入できるようにする――などが検討されている。

 上場するのは、同じく村上氏が大株主である大阪証券取引所の新興企業向け市場ヘラクレスが有力視されている。

asahi.com

(引用終わり)
結局、上場するための手段とのこと。
いろいろ考えるね。
by black_penguin | 2005-10-12 00:13 | 時事関連

弁護士のちょっとブラックな業務外日誌


by black_penguin