人気ブログランキング | 話題のタグを見る

カラマーゾフの兄弟

とうとう家族中で風邪を引いてしまいました。
私の方は、なかなか咳が治まらず、マイコプラズマかとか思いましたが、それはもっと若い子がなるらしいです。
ただでさえ睡眠不足なのに、夜咳で起きてしまって、もうアラウンドフォーティーは、体力気力とも限界に達しつつあります(笑)。

さて、久しぶりの読了情報。
なんと?「カラマーゾフの兄弟」です。
村上春樹も認める世界最高峰の傑作。

岩波版だと日本語を読み解くのに時間がかかりそうな上に字が小さすぎるので、新潮社版にしました。これが正解。

父親、キリスト教などなど、解説等をみると、何か深い深い小説であるかのようです。
あるかのようです、っていうのは失礼な話で(笑)単に私がよく理解できないだけなのですが。

しかし、むしろ「とても面白い」小説として、ずんずん読んでしまいました。
表面しかさらっていないような読み方なんでしょうが、まずはこれでいいのではないかと自ら納得しております。

カラマーゾフ兄弟の父親を殺したのは、ミーチャなのかスメルジャコフなのか、推理小説のようでもあります。
また、最後の方は、刑事裁判がメインになります。
陪審員に訴えかける弁護人と検察官。これも面白いです。
裁判員裁判でひどい目にあっただけに、これは非常に興味深い内容でもあります。

最高傑作などと言われ、ずいぶん構えてしまっていましたが、読んでみると普通に面白い小説でした。
途中で挫折してしまっている「罪と罰」(岩波)も、新潮社版で読んでみようかなと思いました。

カラマーゾフの兄弟は、何か解説本かなんか読んで、もう一回読んでみたいなと思います。

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

ドストエフスキー / 新潮社

スコア:


by black_penguin | 2011-11-30 22:54 |

弁護士のちょっとブラックな業務外日誌


by black_penguin