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示談

以下,弁護士ドットコムの記事から引用
「宮崎市のオイルマッサージ店で、女性客ら5人に性的暴行などを加えたとして、強姦罪などに問われている男性経営者の初公判が1月16日、宮崎地裁で開かれた。その模様を報じた毎日新聞の記事が波紋を呼んでいる。報道によると、証人として出廷した被害者の20代女性が「被告側弁護士から『暴行の様子を撮影したビデオがある。告訴を取り下げれば処分する』と脅された」と証言したというのだ。

毎日新聞によると、被害者の女性はこの日、公判に出廷し、2014年3月に代理人弁護士を通じて、被告人側の弁護士から「『法廷でビデオが流されると分かっているのか。流されたくなかったら告訴取り下げをしろ。示談金はゼロ』と言われた」と証言したという。交渉は決裂し、経営者の男性は強姦罪などで起訴されたが、起訴内容を否認しているとされる。

毎日新聞の記事によれば、被告人側の弁護士は「『告訴を取り下げたら(ビデオを)処分するが、どうする』とは言った」と記者に答えたが、「法廷での被害者の不利益が大きいのではないかと考え、選択肢として示した」と説明し、脅しではなかったと主張したという。」
引用終わり

この毎日新聞の記事が出たときには,まあ酷い弁護士が,と思ったのですが,これが事実だとするとさすがに酷すぎるだろうということで,新聞記者の話の聞き方が悪かったり,解釈を誤ったりしている可能性もあると思いました。

これに対して,弁護士のブログや記事から,被告人が否認をしていることをとらえて,別の説が出てきました。
そのだいたいの意見が,このビデオが,合意を示す証拠となっており,被害者を慮ってビデオの処分を提案したのではないかというものでした。

しかし,これもちょっと不自然だろうと思いました。
もし,真の合意があったことが分かるようなビデオがあるならば,捜査機関に見せれば,これは犯罪にはならないとすぐ判断されるのでは?と。わざわざ被害者に処分を持ちかける意味がよく分からない。
被害者側も,もし真の合意を示すような映像だと分かれば(だとすれば,そもそも虚偽告訴みたいなものだったということになりますが),だまって告訴を取り下げていたような気がします。
そもそも隠し撮りしていたというのも,何だか不自然な行動に見えます。

そんなもやもやしているところへ,被害者の手記が記事になりました。
記事は,こちら。
http://mainichi.jp/feature/news/20150121mog00m040008000c.html

以下,一部引用
「映像は、当時自分の頭で思っていたほどは強くはなかったですが、抵抗している様子は映っていましたし、言葉でも何度も拒否していましたので、これのどこが無罪の証拠なのか、弁護人はそういえば私が告訴を取り下げると思っていたのではないかと今は思います。」
引用終わり

もちろん,この手記の内容について真実かどうかという問題は前提としてあるのですが,全体として,信用できるというかありそうな話と判断できるような内容だと思います。
そして,この手記の内容を前提にすると,

最初の毎日新聞の報道内容は,やはりちょっと違っていた,ということになるのだと思います。
一方で,被害者を慮ってビデオの処分を持ちかけたというのも,違っていたようです。

この手記によると,被害者は,「弁護人から繰り返し「抵抗できたのではないか」という趣旨の尋問」を受けたとのこと。
そうだとすると,この弁護人は,単に強姦神話にとらわれて,被害者に不必要な二次被害を与えたと言わざるを得ないと思います。
合意していると思っていた(被告人が)という主張をすれば足りると思われるのに。

まだまだ性被害の被害者が,被害時にどんな精神状態,身体状態になるのかの認識が弁護士に不足していると思います。
加害者の弁護人ばかりをやっている人も,そうした被害者の心理等についてきちんと研修を受け,不必要な二次被害を与えないようにしなければと思いました。
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by black_penguin | 2015-01-25 22:40 | 時事関連 | Comments(0)

法律相談料

事務所で,交通事故と相続問題については,初回法律相談料無料ということを始めて1年くらいが経ちました。

交通事故の案件については,無料相談からそのまま受任というケースも比較的ある感じ(もちろん,無料相談を渡り歩いているような人はそれっきりですが)です。
弁護士費用特約の普及もあり,このまま無料相談の制度を続けていっていい気がします。

一方,相続問題については,めぼしい成果が上がっていないです。
ほとんどの方が,無料相談を受けてそれでお終いです。
具体的な受任にはつながりません。
電話などで気軽に聞いてくる人も多く,単なる無料相談場所みたいになっています(笑)。

いわゆるFREEビジネスは,「無料」で人を引きつけて,有料のサービスに誘導していくというのが通常ルートだと思いますが,この相続事件については,それがほとんど功を奏していないという印象です。

そうすると,このまま続けていても,こちらは手間と時間だけが取られるだけですので,有料化を検討しなければなりません。
ただ,それだけではなく,ある種プレミア感を出すメニューを提供しないとお客さんは集められないと思います。
相続事件の場合は,それなりに資産を持っている人たちが多いと思われ,そのあたりを見据えて方向転換が必要な気がします。

で,どうしてこの記事を書こうかと思ったかですが,
先日,法律相談したいと,その人の近所まで呼び出されて法律相談し,その後も何度かアドバイスをしたりしたのですが,結局事件の依頼もされず,何も払われずにフェードアウトしてしまった人がいました。

確かに,法律相談料は,通常30分5000円くらいと比較的高いと思います。
聞いている方からすると,何も減るものも無いこんな高いお金を払うのか,という感覚があるのも理解はできます。
ただ,前にも書いたように,弁護士が法律相談に対して回答するには,長い長い苦労を経ての(笑)試験やその後の経験や勉強で身につけた知識を元にしなければなりませんので,その回答内容にはそれなりのコストがかかっていることになります。
また,相談を聞くには,その間他の仕事をすることはできませんから,時間を割いている以上,そこにもコストがかかっていることになります。
日本では,この形の無いサービスに対して費用を払うという感覚がどうも薄く,依然として理解が得られていないなぁと実感した次第です。

先日知り合った行政書士さんも,あまり無料で相談を受けるということをしない方が良いのではという意見でした。
セミナーに参加して下さった不動産業の方も,こういうのは無料でやらない方が良いとおっしゃっていました。

料金をいただく方からこういう意見をいうのはなかなかどうかと思ったりするのですが,やはり今後のためには,知的サービスを提供するにおいて,きちんと適正な費用を請求するということをしていった方がいいとあらためて思いました。


まあ,私もどんな場合でも取ろうとは思っていませんが,せめて「費用はいいですか?」くらい聞いていただいて,それに対して「今回はいいですよ」と言いたいですね。
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by black_penguin | 2015-01-18 15:36 | 業務関連 | Comments(0)

Le jeu de l'assiette

先週の金曜日は,恒例の恒例会でした。

本当は,12月にやる予定でしが,私がインフルエンザになり,主賓がインフルエンザになりで,やむなく延期となりました。
ただ,12月というのは,どうしても忘年会が重なる等して皆疲れてくる時期なので,年明けまもなくというのは,いいような気がしました。

今回行ったのは,代官山の「ル・ジュー・ドゥ・ラシエット」というお店
http://www.augoutdujour-group.com/la/
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オーグードゥジュールグループの一員です。
http://www.augoutdujour-group.com/

このグループのお店はほとんど行った気がしますが,どこもはずれが無いような気がします。
価格も良心的。

さて,今回のお料理です。
いずれも独創性に優れ,芸術品のようなお料理の数々です。

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これはゴボウです。

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料理の方は,いずれも独創性があり,美味でありましたが,サービスの方が,もう一歩洗練されていない(感じはとても良いので,嫌な気分にさせられることは全くありませんが)気がしました。
そこはあまり求めないでもいいのかもしれませんが。

皆様は,やはりまだ疲れがたまっていないのか(笑),いつも以上に機嫌良く会話が弾んだ気もします。
弾みすぎていると表現した方がいいのかもしれませんが。

宝塚について再度お説教をいただきつつ,多少仕事の話もしつつ(簡裁がひどいなど),映画のお話(ゴーンガールはカップルで行くのは避けた方がいいなど)やら発毛のお話などで盛り上がりました。

ようやく北欧のお土産も渡せ,二次会は,近くのシャンパンバーで3時近くまで話していました。
元気ですね。

時期がずれ込んだため,次は2月中旬までにはやりたいと思っています。
よろしくお願いします。
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by black_penguin | 2015-01-11 15:33 | その他 | Comments(0)

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。

2005年8月に始めたこのブログ,とうとう10年目に突入しようとしています。
久しぶりにこの昔のブログを見てみましたが,かなりの頻度で投稿しています。暇だったんでしょうか(笑)。
1週間に1度の投稿がやっとという感じではありますが,細々と続けて参りたいと思いますので,本年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

節目という意味では,今年で,独立5年目になります。
慌ただしく必死に独立作業をしたことを思い出して懐かしくなります。
複合機のリースもようやく終わります。
せっかくの節目の年,いつもとは違う強い気持ちで臨みたいと思います。
というわけで,毎年ほとんど達成されない目標を,今年は2つ。
1.どういうわけか舞い込む知財の案件に対応すべく,知的財産法を学ぶ。
2.何と言っても英語力を飛躍的に増進させる。
以上です。笑ってしまいそうに無理そうな目標ですが。


さて,今日は,いつものように,近所のお寺に初詣に行ってきました。
雪すら舞う寒い日でしたが,二人は着物を着て,元気に出かけました。
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4歳になり,クリスマス,お正月といった行事を意識するようになりました。
昨日は,早めに年越し蕎麦を食べて,紅白歌合戦を家族で鑑賞。
だんだん(というかようやく)こういう落ち着いた年末年始を過ごせるようになってきました。

ということで,恒例の紅白批評。

その前に,二人から飛び出した,とっておきのネタをまず。
それは,画面上に天童よしみが現れたときのこと。
妖怪ウォッチにもメイジェイのアナ雪にも,あまり反応が無かった二人ですが,出てきたときからケラケラと大笑い。
そして,「頭がパイナップルみたい」と。
その発想がすごい。
さらには,「パイナップルおじさん」と命名。
もうそこからは,天童よしみがパイナップルおじさんにしか見えない(笑)。
大人も笑いました。

さて紅白ですが,
もう誰が誰だか分からなくなってきましたね。
それはこちらに原因があるわけですが。
それと歌が下手な人がさらに増えた(というか,ごく限られた人以外は,みな歌が下手)印象でした。

ジャニーズだらけなのも困りましたが,AKB(その他)だらけなのも困りましたね。
唯一さすがだなと思ったのは,中島みゆきでした。
迫力のある歌声は健在。さすがの存在感でした。

中森明菜は,何だか危ない感じで,もともとそんなに騒ぐような人なのかという思いもあり,とりあえず出ました的な感じでした。
サザンは,あまり好きでは無いのですが,安部ちゃんへのしっかりとした対応が好感でした。

最後の松田聖子は,ひどかったですね。
もともとそれなりに上手だと思っていましたが,発声が全くダメで,しかも無駄にためるように歌うので,聞きづらい。
神田沙也加も,イディナ・メンゼルとの差が歴然過ぎて,悲しい感じでありました。

毎年言っているような気がしますが,日本では,歌手としての能力と関係無く表舞台に立つ人が多く,一方で,歌手としてのきちんとした育成ができておらず,上手な人がきちんと表舞台に出られないという問題もあると思います。
これだけの人口がいるわけですから,もっとまともな人は,たくさんいるはずで,そういう人を発掘,育成できる環境は必要であると思いました。

そういうわけで,今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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by black_penguin | 2015-01-01 17:01 | その他 | Comments(0)

弁護士のちょっとブラックな業務日誌


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