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裁判員裁判

ちょっと間が空いてしまいました。
毎日多くの方に見に来ていただいているのに申し訳ないです。

さて、先日、裁判員裁判事件で被害者参加人弁護士をしました。
その時に思った感想をただ雑然と並べようと思います。

まず思ったのは、こんな被告人のために、何と多くのコストがかけられているのかということ。
裁判員の方々、裁判所、弁護人、検察官、そして私。
有罪になったら諸費用を負担してもらいたいよね。こんなこというと本当に怒られそうだけど。

次に思ったのは(これはずいぶん不謹慎な感想ですが)、裁判員にせっかく参加してもらったんだからなんかやったほうがいいんじゃないかという雰囲気。
聞いた話では、性被害の事件などで、調書に同意しているのに、裁判所が被害者を証人として呼びたがるとかいう話がありました。
今回の事件ではそこまでのことはありませんでしたが、こんなことで争う意味あるの?みたいなことをやっていたので、無理に争点を作り出したのかと思うくらいでした。

何やら模擬裁判みたいな感じとなっている。
公判前整理手続きを経て、裁判所に出てくるのは、統合捜査報告書なる書類がちょっとだけ。
もう白表紙(研修所で使われ起案用の題材が載っているもの)みたいですもの。
証拠に基づいて事実を認定するという作業はまるでされていないような印象すら受けます。
確かに口頭主義ですから、紙の証拠に頼りすぎるのはよくないのですが。

不思議な人が傍聴をしている。
さまざまな人が傍聴に出入りします。
学生やカップル、単に休憩に来ているだけのようなおじさん。
私をみて、検察側に弁護士がいると声を出して指摘するのは止めてくださいね。

弁護人の弁護がひどい(笑)。
具体的には書けないけれど、ちょっとやり方が古すぎるのでは。
前科がありません!と何度も言うのだけれど、いやまあそれは分かりますが前科がないことがそんなにすごいことなのかと。
もういい年の被告人の情状証人にお決まりのお母さんを呼んでくるのだけど、別にそんな監督する気もないような感じで。
外から見るとそういうところはよく見えてしまいます。自戒したいですね(刑事弁護全然やっていないけれど)。

それにしても、この連日開廷はきついですね。
被害者参加弁護士が法廷でやることはずいぶん限られていますが、そこにずっと座っているだけでも大変。
裁判員の方々の負担は相当なものです。

弁護人も検察官も裁判官もみな複数いて、それぞれ相談しながらやっているのですが、私は一人。
さみしいですね。休廷時間中にお話しする相手もいません(今回は被害者自身は一緒にいなかったので)。

そういうわけで、おおむねマイナスの感想を持った今回の裁判員裁判でしたが、被害者自身の意見陳述は、とても短かったけれど、とてもよかったです。

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by black_penguin | 2013-11-21 23:27 | 業務関連 | Comments(0)

リーガルハイ

また始まったリガールハイは観ています。
もちろん、安堂ロイドは観ていませんので。そろそろ誰か言ってあげたほうがよい気がしますよ。

リーガルハイは、「一応」弁護士が主人公のお話。
だいたい弁護士が主役の話は、法廷のシーンやその他、実際とはだいぶ違うので、いつも観ないのですが、このリーガルハイは、堺雅人見たさに観ております。

相変わらずの、台詞回し、可笑しな動きに魅了されて、いつも楽しみです。

しかし、今回のシリーズは、毒気が抜けてしまって、今一つ面白くありません。
相手方代理人で出てくる「羽生君」によるハッピーエンドがそのままで終わってしまうからです。
こういうハッピーエンドが無い、あるいは覆されるところに、このドラマの魅力があったはずで、それが無くなってしまうと魅力は半減です。

もともと、法廷シーンなどめちゃめちゃで、代理人弁護士が、とうとうと主張を口頭で述べて終了という、あり得ない展開なわけですが、それはそれとして受け入れてきたのは、堺雅人の怪演と、ひねくれたストーリーがよかったからです。
その一つが欠けると、今度は法廷シーンのいい加減さも気になってしまって、普通の弁護士ドラマになってしまった気がします。


しかし、今日は今日とて、民事の法廷で、相手方の代理人弁護士が、主張というより思い込みの領域に入った話をしていて、こっちもあきれるし、裁判官もあきれるし、を実体験してきたので、まあ実際の法廷も結構めちゃめちゃかもね、最近は、という感じも致しました。

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by black_penguin | 2013-11-08 23:15 | その他 | Comments(0)

弁護士のちょっとブラックな業務日誌


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