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民事再生

(以下,帝国データバンク 大型倒産速報 より引用)
(株)モリモト(資本金57億7176万9460円、渋谷区恵比寿南3-7-4、代表森本浩義氏、従業員324名)は、11月28日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 申請代理人は綾克己弁護士(千代田区麹町3-5-1、電話03-3222-7850)ほか。監督委員は宮川勝之弁護士(千代田区丸の内3-3-1、電話03-3213-1081)。

 当社は、不動産事業を目的として1983年(昭和58年)7月に設立した(株)モリモトが前身。主として、都内世田谷区、大田区、目黒区のほか横浜市、川崎市などを主力地域としてファミリーマンションの分譲事業を展開してきた。その後、98年2月に将来の株式上場を目的として当社を買収、2000年4月に当社が旧モリモトを吸収合併し、現商号となった。株式上場に関しては2001年11月を計画していたが、当時の株式市況動向などから一時中止、その後再び上場計画が進行し、2008年2月に東証2部へ上場を果たしていた。

 債権債務および営業基盤など、旧・モリモトを全面的に引き継いでおり、毎期1000~1500戸のマンション分譲を展開、ファミリータイプの「クレッセント」、高級ブランドの「ディアナガーデン」などのほか、賃貸不動産開発事業として住居系の「イプセ」シリーズや住宅、オフィス、商業施設を融合させた「クイズ」シリーズを手がけるなど積極的に展開、2003年3月期に約690億5700万円だった年売上高は2008年3月期には約1150億5800万円にまで伸長していた。

 しかし、昨年後半以降の不動産市況の大幅な悪化に伴い、今期の第1四半期連結ベースでは経常損失を余儀なくされるなど業績の悪化が顕在化。秋口には約定弁済の資金確保が厳しい状況を余儀なくされていたうえ、中間決算においても下方修正を明らかにしていたが、11月14日には予定していた中間決算発表を延期。動向が注目されていたが監査法人の監査意見も受けることが出来なくなったことで今回の措置となった。

 なお今年に入って上場企業の倒産は、オリエンタル白石(株)(東証1部、東京都、11月会社更生法)に続いて31社目(上場廃止後のエー・エス・アイ(株)を含む)となった。

 負債は約1615億2000万円で、負債規模はケイアール不動産(株)(負債1677億6300万円、4月特別清算)に次いで今年8番目の大型倒産となった。
(引用終わり)

ということで,我が家の売り主が民事再生に。
子会社が管理をやっているのでやや心配。
「監査法人の監査意見を受けることが出来なくなった」の意味がよく分からなかったのですが,日本会計士協会のQ&Aによると,「監査報告書において監査意見を表明しないこと。監査報告書を提出しないということではなく、監査意見を表明しない旨を記載した報告書を提出する。
監査人が「意見不表明」の報告書を提出するのは、財務諸表に対する意見表明ができないほど、会計記録が不十分であったり、監査証拠が入手困難である場合に限られている。この監査報告がなされると、「不適正意見」と同様に「その決算書は信用できない」ということになり、上場会社は上場廃止基準に抵触することになる。」と。
う~ん,どういうことでしょうか。モリモト。


さて,金曜日は,定例の昭和47年会。
今回は,小熊犬先生が仕事で来られず残念。
しかし結局午前3時半まで(笑)。
いろいろ励ましてもらいました。ありがたいありがたい。
ちょっと飲み過ぎ,翌日はぐったり。
これは年のせいかも。
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by black_penguin | 2008-11-30 22:16 | 時事関連 | Comments(0)

国選弁護

12月1日からは,国選被害者参加弁護士制度が始まりますが,それではなくて加害者側の国選弁護について。

といっても内容のことではなく。
昨日あたりに,FAXにて国選弁護をあなたに配点する日が来ましたとの連絡。
その日にそのFAXをもっていけば国選弁護事件が配点されるのかと思いきや,そうは甘くなく,朝,抽選ですよ。
希望者がいっぱいですから。
事件数より希望者の方が多いわけです。

わずか3年前くらいまでは,わざわざ弁護士会の事務局から電話がかかってきたものです。事件のやり手がいなくて滞留してしまっているので,受けてくれないかと。
それが今や抽選での奪い合いです。

地方はともかく東京は弁護士数は飽和状態に近づきつつあります。
なんか弁護士数を増やす社会的背景事実の検証がきちんとできていないような気がします。
欧米と人口比で比べてみたってあんまり意味がありません。
司法制度も違えば国民性も違う。
弁護士という定義あるいはその業務内容についてだって違いがあろうというもんです。

いずれにしろ時代は大きく変わってきています。
こうした中で生き残っていかなければなりません。
そして僕は途方に暮れる。
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by black_penguin | 2008-11-26 23:29 | 業務関連 | Comments(0)

飲酒運転

(以下,毎日新聞より引用)
大阪・ひき逃げ1カ月 悪質「引きずり」、厳罰化効果薄く
 大阪市北区のJR大阪駅前から車で3キロも引きずられ、堺市の会社員、鈴木源太郎さん(30)が死亡する事件が発生してから、21日で1カ月。今月16日には、大阪府富田林市で新聞配達の少年が8キロ引きずられる事件も起きるなど、道交法改正で厳罰化が進んでいるにもかかわらず、悪質ひき逃げ事件が後を絶たない。関係者からは、さらなる対策を求める声が上がっている。

 「酒を飲んでおり、詐欺事件の執行猶予中だったので逃げた」。北区の事件を起こした吉田圭吾容疑者(22)は供述した。しかも、酒気帯び運転などで免許取り消し処分中だった。

 富田林市の事件の市川保容疑者(41)も「何かにぶつかったのは分かったが、飲酒運転だったので必死で逃げ帰った。(どう逃げたのかは)よく覚えていない」と供述。今年6月に酒気帯び運転で30日間の免許停止処分を受け、事件直前も中華料理店やスナックではしご酒をしていた。

 飲酒運転は、ひき逃げ事件の大きな原因になっている。警察庁によると、今年1~6月にひき逃げ事件で検挙された2377件でも、逃走理由のトップは「飲酒運転」(15・3%)だった。

 実は、ひき逃げ事件の発生件数自体は減少している。警察庁によると、かつては増え続けていたが、昨年は1万5474件で、前年より2892件減少。昨年9月施行の改正道交法による厳罰化が広く知られたことが要因の一つとされる。

 改正は、福岡市で06年8月、飲酒運転の車に追突されたRV(レジャー用多目的車)の幼児3人が死亡した事故がきっかけ。ひき逃げに対しては罰則の上限が「懲役5年または罰金50万円」から「懲役10年または罰金100万円」に引き上げられた。酒酔い運転も「懲役3年または罰金50万円」が「懲役5年または罰金100万円」になった。

 しかし、処罰を避けようと逃走し、さらに重大な結果を引き起こすケースは後を絶たない。捜査当局は「数十メートルの引きずりを伴うひき逃げはよくある」と説明し、今回のようなキロ単位で引きずる事件も過去に発生していると指摘する。

 引きずり事件だけをまとめた統計はないが、90年から昨年までの18年間で、少なくとも7道府県で8件が発生している。最も長かったのは長野県(01年)と北海道(05年)の事件で、ともに距離は約6キロに達する。長野県塩尻市で発生したケースでは、会社員の男が雪の降る夜、市道でうずくまっていた女性(当時86歳)を車ではねて逃走。女性は服が車底に引っかかり、巻き込まれたまま引きずられ死亡した。厳罰化でも悪質なケースを抑制できないのが実情だ。

 東京工業大の影山任佐教授(犯罪精神病理学)は「交通事故は運転者にとっては予想外の展開でパニックになる。飲酒運転だと判断も鈍り、とりあえず逃げるという短絡反応が強くなるのでは」とみる。影山教授は改正道交法の効果を認めながらも、「人命救助をすれば公判で情状酌量が考慮されるなどの仕掛けの方が大事だ」と話す。元大阪府警交通部幹部も「容疑者は飲酒や無免許のほか、薬物中毒や暴力団関係者の場合もある。厳罰化だけで効果があるかは疑問」と語る。
(引用終わり)

厳罰化の善し悪しは別にして,これが一般予防にあまりなっていないのは現実のよう。
自由刑の長期化よりも,酒気帯びだけで一発免許取り上げ→一生免許取れない,車が運転できないのようにした方がいいような気がします。
新聞配達員がはねられ引きずられた事件の加害者は,酒気帯び運転で捕まったことがあったとのことです。
酒酔い運転で事故を起こすようなやつは,ほぼ必ず前にも酒酔い運転していると思われます。
この最初の酒酔い運転を抑止することが必要です。
酒酔い運転は,ある意味故意犯ですから,通常情状酌量の余地はありません。したがって,こういうドラスティックな行政処分も許されるのではないかと思います。

しかし,飲酒運転撲滅運動していた警察官が飲酒運転ですから。どうしようもありませんわな。
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by black_penguin | 2008-11-24 22:14 | 時事関連 | Comments(0)

偶然の出会い

なんやかやといって,この商売は,孤独な商売です。

そして,私の場合は,裁判所にひとりで行くことが多いです。

あんな不満,こんな不満(笑),あんな不安,こんな不安を思い浮かべながら裁判所や弁護士会館に行くと,時折エレベーター付近で,同期や先輩弁護士に出会うことがあります。
そこで一言二言,言葉を交わすことは,何とも言えない安心と暖かさをもらうことができますし,事件のことをちょっと忘れることができます。
昨日も弁護士会館のエレベーターで先輩弁護士に。
ちょっと疲れと落ち込みがあっただけに,フッと元気をもらいました。

普段ばらばらの場所で働いている人たちが,裁判所や弁護士会館に必然的に集まる,というこの商売の特性かもしれませんが,ある種精神安定剤になっていることは確かです。


ところで,全く関係ありませんが,フォルクスワーゲンよりこんなすてきな車が。
Passt CC
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ちまたにあふれる,BMWやベンツよりかっこいい。
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by black_penguin | 2008-11-22 22:45 | 業務関連 | Comments(0)

チーム・バチスタの栄光

電車での通勤時間約30分。
幸運な場合は除いて,ほぼ立っていることが多い時間ですが,ただボーッとしているのももったいないし,かといって携帯ゲームをやっているというのもどうかと。
そこで,文庫本を読むことにしています。

最近読んだので面白かったのが,「チーム・バチスタの栄光」
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映画化もされ,今ドラマをやっていますが,映画は見ていないし,ドラマも結論が違うとかいうことらしいので,やはり原作を読むべきと思い。
とても文章がうまいです。フッと笑わせてくれるところもありますし,現在の医療界を皮肉ったり憂慮を示したりといったところも随所に出てきます。
宮部みゆきも好きですが,実は結論部分がいまいち納得いかなかったりするのですが,こちらは納得でした。

難しい小説でも読んだ方が教養的にはいいんでしょうが,疲れているときとか,嫌なことがあったときに,夢中に読める方が気分転換にもなっていいかもしれないということで,好きなジャンルミステリーを選択です。

訴状や準備書面は,裁判官(相手方も)に読ませるのですが,説得力も必要ですが,一気に読ませるというのも大事かと思います。
そういう意味では,文章のうまいミステリー小説読むのも勉強の一つになるかも?

同じ著者の,「ナイチンゲールの沈黙」も読了。こちらも面白いです。
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by black_penguin | 2008-11-20 23:56 | その他 | Comments(0)

任意売却

順調に破産管財事件配点されてます。
とうとう不動産付きが来ました。

オーバーローン
消費者金融の根抵当権付き
おまけに,債権差押もされている

ということで,初めての不動産付きにしては,なかなかやりがいがありそうです(笑)。
差押えについては,執行手続取り消しの上申をしました。
あとは,任意売却→財団組み入れ & 後順位抵当権者対応でしょうか。

小熊犬先生に相談しつつとならざるを得ません。
先生,ご迷惑をおかけします。
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by black_penguin | 2008-11-17 23:53 | 業務関連 | Comments(0)

30000

おかげさまで,ご訪問者数の合計が,延べ30000人を超えました。

ブログを始めてから3年が過ぎましたが,すごいことです。

日々密かに見守っていただいている皆様のおかげと感謝しております。

最近,投稿頻度が落ちている感がありますが,継続は力なり,ということで,ぼちぼち続けていきたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


この週末は,金曜日から土曜日にかけて弁護士会の被害者委員会の合宿に行きました。
場所は,成田空港近くのホテル。
飛行機を見ながらグラスを傾けようじゃないかと。
他会の弁護士さんにも来ていただき,経験した事件について話を聞くことができました。
貴重な話も聞け,充実した合宿となりました。

しかし,海外に出発しないのに成田に行くのは,ちょっとむなしい感じ(笑)。
そのままビーチリゾートにでも旅立ちたかったです。
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by black_penguin | 2008-11-16 22:45 | その他 | Comments(0)

日本シリーズ

全国のアンチ巨人ファンの溜飲を下げた日本シリーズでした。
シリーズとしても,最終第7戦としても,見事な逆転劇でした。

それにしても,片岡の大胆な盗塁と,サードからの突入は度肝を抜かれました。
特に,本塁突入は,スクイズか?っていうくらい,画面が切り替わった瞬間には,もうホームに駆け込もうとしてました。

やはり日本シリーズですから,あまりいつもの形にこだわるのはよくないですね。
何で内海を変えたんでしょうか?
何で越智を引っ張ったんでしょうか?
何でツーアウトランナー無しで中村を歩かせたんでしょうか?
まあ疑問ばかりですわ。
WBC任せられるんでしょうか?
もう決まっちゃってますけど。

ということで,サヨナラホームランによる劇的な優勝,という一番見たくないシーンを見ずに終わり,素晴らしい日本シリーズ第6,第7戦でした。

昔は,西武が嫌いで巨人が好きだったんですけど。
今でも西武が好きなわけではないのですけど(笑)。
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by black_penguin | 2008-11-10 22:29 | 時事関連 | Comments(0)

裁判員制度

土曜日に,日弁連のイベントで裁判員制度をにらんだ模擬評議がありました。
模擬裁判のDVDを見て,主として殺意の有無について,20くらいの評議体を作って,一般市民に評議の体験をしてもらおうというもの。
なぜか裁判官役に選ばれてしまい,これに行くことに。

模擬裁判の内容が,要は検察官立証が全く不十分の状況なので,純粋にこれだけの材料で考えれば,殺意無し(殺意の立証不十分)ということになる…はずでした。
が,まあ,証拠に基づいて事実を認定する,作業そのもの自体理解することは困難ですし,殺意という主観を立証するについて,そこへのアプローチの方法もできていないので,ある意味雰囲気的に殺意有り,との判断が一般市民からは出てきます。まあ未必の故意はあっただろうと。
それは自然な考え方かもしれません。
しかし,証拠裁判主義とか疑わしきは被告人の利益に,といった原則論はそのまま維持されるわけで,がそれに基づいて判断してください,といって突然選ばれた人にすぐそれをやれといっても理解しがたいことになるわけで,果たしてどうやって事実認定していくのか,非常に不安になりました。
これだとせっかく一般市民の感覚を取り入れようとしても,事実認定のところでは結局プロの裁判官の「説得」で結論出しちゃいそうな気もします。
かといって,今の刑事裁判官の感覚がずれ気味なのも事実で,それを修正する必要もあるのですが…。
これはなかなか大変だと思いました。


さて,話は変わって,
金曜日は,フェルメール展行ってきました。
金曜夜のペアチケットは安かったので。
自分としては,風景画が割と好きなので,これが良かった。
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(アムステルダム国立美術館公式HPより)
しかしすごい人で,絵の周りには3重にも4重にも人垣ができて,遠くから見るしかありませんでした。
その意味では,すごい絵があっさり飾ってあって,人もまばらなウィーンやフィレンツェの美術館はいいですな(笑)。


さらに話は変わって。
車直りました。
まるで新車のように。
総額80万円かかったそうです…。
車両保険に入っていたので,5万円の免責分の支払いですみましたが,今後は気をつけます。
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by black_penguin | 2008-11-09 17:47 | 業務関連 | Comments(0)

change has come to America

(以下,The New York timesより引用)
“If there is anyone out there who still doubts that America is a place where all things are possible, who still wonders if the dream of our founders is alive in our time, who still questions the power of our democracy, tonight is your answer,” said Mr. Obama, standing before a huge wooden lectern with a row of American flags at his back, casting his eyes to a crowd that stretched far into the Chicago night.

“It’s been a long time coming,” the president-elect added, “but tonight, because of what we did on this date in this election at this defining moment, change has come to America.”
(引用終わり)

ベルリッツの講師から,誰が大統領になると思うかと聞かれ,オバマだと答えたら,アメリカの人種問題は根深いから,そうはならないと言われました。
今回その壁が破られました。
ブッシュがあまりに酷かった,というのもあるかもしれませんが。

振り返って日本を見てみると…,何だか1万円だか2万円をばらまくという,地域振興券をしのぐ世紀の愚策を実施しようとしています。
この落差には愕然とせざるを得ません。

そして手元には,なかなか解決に至らない事件が積み上がっていきます…。
暗黒時代?(笑)
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by black_penguin | 2008-11-05 22:46 | 時事関連 | Comments(0)

弁護士のちょっとブラックな業務日誌


by black_penguin
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