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職権調査

件の殺人被害事件控訴審傍聴@東京高裁

東京だと傍聴券配布事件というだけで見に来る人が多いらしく,傍聴席満員です。

今回は,責任能力等に関する意見書を作成した教授に対する証人尋問。
主尋問1時間半,反対尋問30分。
とここで,裁判官による尋問開始。
左陪席,右陪席は,まあまあこんなもんかと。
と思っていたら,裁判長が。
主尋問事項を大きく超えて,疑問点をバッサバッサと切り始めます。

控訴審での職権調査。
第392条 控訴裁判所は、控訴趣意書に包含された事項は、これを調査しなければならないない。2 控訴裁判所は、控訴趣意書に包含されない事項であつても、第377条乃至第382条及び第383条に規定する事由に関しては、職権で調査をすることができる。 第393条 控訴裁判所は、前条の調査をするについて必要があるときは、検察官、被告人若しくは弁護人の請求により又は職権で事実の取調をすることができる。但し、第382条の2の疎明があつたものについては、刑の量定の不当又は判決に影響を及ぼすべき事実の誤認を証明するために欠くことのできない場合に限り、これを取り調べなければならない。2 控訴裁判所は、必要があると認めるときは、職権で、第一審判決後の刑の量定に影響を及ぼすべき情状につき取調をすることができる。

何だか,当事者の活動がかすんでしまいます。
ちょっと大岡越前風。
でも尋問そのものは上手だな~と。
疑問点そのものは,当職らも傍聴していて感じていたけれど,これをこういう風に聴くのかと,ちょっと感心させられてしまいました。

しかし,ご遺族らと集合してから,公判後の検察官との面会を終えるまで,およそ5時間。
結構きついね。
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by black_penguin | 2008-04-29 22:52 | 業務関連 | Comments(0)

定例食事会

金曜日は,定例食事会。
全員が35歳になりました。

その前に,唯一の独立組の事務所見学。
駅近,綺麗なオフィス。
うらやましい。

オーストラリア料理のレストランに行きました。
食事に合わせたグラスワインが出るようなコースで,わりと美味しかった。
その後は,深夜までやっているお店へ。
今回は最長不倒距離午前4時でした。
うちのマンションに着いたら,ちょうど新聞屋さんが朝刊を配ってました。空は白々としはじめ…。
でも全く二日酔いせず。35歳,大人になりました。

しかし,今後どう仕事をしていくか,なかなか答えが見つかりません。
そういう意味では,悩み深きロスジェネ世代。
でもそんな話ができる仲間がいることは幸せです。


ところで,S先生が,またウィーンフィルが来日すると言っていたので調べたら,ありました。
こちら。
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(サントリーホールHPより)

またまたムーティですよ。
しかも,チャイコフスキー5番ですよ。
これはチケットが取りたいです。
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by black_penguin | 2008-04-27 22:33 | 業務関連 | Comments(0)

訴えの取り下げ

水戸地裁某T支部裁判官より
「訴えを取り下げろや。さもないと敗訴させたるぞ」的な脅しが入りました。

依頼者のことを考えるとこの脅しに屈するしかなさそうで。
この裁判官は,よほど判決が書きたくないようで,前から無理無理和解を進めて引っ張ってきて,あげくにこれですよ。

そんなに仕事が嫌なら辞めたらどうでしょうか。
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by black_penguin | 2008-04-23 23:25 | 業務関連 | Comments(3)

光市母子殺害事件

(以下,asahi.comより引用)
光母子殺害、元少年に死刑判決 広島高裁差し戻し控訴審

 山口県光市の母子殺害事件で、殺人と強姦(ごうかん)致死、窃盗の罪に問われた元少年(27)に対する差し戻し控訴審で、広島高裁は22日、無期懲役とした一審・山口地裁判決を破棄し、死刑の判決を言い渡した。楢崎康英裁判長は「強姦と殺人の強固な意思のもとに何ら落ち度のない母子の生命と尊厳を踏みにじった犯行は、冷酷残虐で非人間的と言うほかない」と述べた。さらに「虚偽の弁解を展開して罪と向き合うことを放棄し、遺族を愚弄(ぐろう)する態度は反省とはほど遠く、死刑を回避するに足る特段の事情は認められない」と判断。一審の事実認定に誤りはないが、量刑は軽すぎると判断した。元少年側は上告した。
(引用終わり)

結論はほとんど見えていましたが。
しかしその結果は別にして,今回の弁護団,とりわけY弁護士の弁護は,完全なる失敗に終わったと言わざるを得ないでしょう。
とにかく彼には,この事件が,誰が亡くなったことによって成立した犯罪なのかが全く見えていません。
今回の裁判における弁護活動は,完全に自己実現,自己陶酔のためになされていたように見えます。
それゆえ,誠心誠意,被告人に向き合い,なんとしても死刑を回避してあげようという熱意というか意欲が感じられなかったのです。
ある意味,被告人にとっては,不幸な裁判となってしまいました。
結局罪に向き合わないまま,あげくに遺族を愚弄し,何にも残さず裁判が終わってしまいました。
それもこれも被害者・遺族に正面から向き合おうとしない弁護団の責任だろうと思います。
何も大衆に迎合しろなどとは言っていません。世論に左右される刑事裁判にも大きな問題があります。
しかし,今回の弁護は,失敗です。何度も言いますけど。時間も手間もかけたでしょうし,知識も経験もあふれるばかりのものがあったでしょうけれど。残念です。
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by black_penguin | 2008-04-23 00:09 | 時事関連 | Comments(0)

タイムチャージ

先週は,小熊犬先生の事務所と共同での仕事あり。
僕にとっては初めてのタイムチャージでの仕事。

一応当該案件に費やしている時間はメモしてあります。
しかしこれは,あとからどのくらい時間かけたのか分かってしまう,あるいは,こんなに時間かけたのに成果物はこれか的な批判を浴びやすそう,ということでちょっと嫌な報酬のもらいかたかな。
でも逆に言えば,費やした時間に応じて報酬がもらえるし,やらなきゃ,という気持ちにもなれるし,いい面もありそうです。

大手の事務所にタイムチャージで仕事してもらったりしたら,何人も弁護士が関わって,高~い報酬取られそうで怖いわね(笑)。
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by black_penguin | 2008-04-21 00:11 | 業務関連 | Comments(0)

労働審判

先日,労働審判やってきました。

裁判官(労働審判官)と労働審判委員2人を前に,当事者と代理人が横並び。
始めに裁判官から,争点について確認される。
今回は,解雇無効と管理監督者性。

続いてざっくばらんにみんなで話し始める(笑)
一応争点にそって,順番に聞いていますが,代理人も本人も審判官も審判委員も聞きたいことをグダグダ聞いていきます。

そうこうしているうちに一応聞き終わり,続いて調停に。
双方の希望を一度だけ聞いて,今回はおしまい。
総計2時間

また次回です。
早いっちゃ早いやね。この手続は。
離婚の調停もこんな感じで早いといいけど。

労働審判で大事なのは,最初に出す書面であろうと今回思いました。
確かに,期日当日にいろいろ聞かれることに対して答える準備をするというのも重要だけど,これだけざっくばらんに聞かれると,本人には対応しきれない部分も出てくるだろうと思います。
そうなると最初の申立書や答弁書,あるいは書証でいかに審判官等の心証を良くしていくのかが重要と思われます。
でも,特に相手方側は,準備に時間がないから大変だわ。
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by black_penguin | 2008-04-17 23:44 | 業務関連 | Comments(2)

法テラス

(以下,日経新聞より引用)
法テラス8割が「全く知らない」・認知度調査
 「日本司法支援センター」(法テラス)は10日、認知度調査の結果を発表した。約8割が「全く知らない」と回答、法テラスの存在が浸透していない現状が浮き彫りになった。同日、就任した寺井一弘新理事長(66)は「法テラスは市民に身近な司法を目指しているが、相談先が分からず悩んでいる人は多いと思う」と話した。
(引用終わり)

ひどいですな。
官僚の考える絵空事はこんなもんですわな。しょせんは。
どうでしょう。思い切って元に戻すというのは。
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by black_penguin | 2008-04-15 22:57 | 時事関連 | Comments(0)

奇跡

やらねばならない仕事があるのに,土日すっかり遊んでしまいました。
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタに宿泊して。
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すっかり夢の世界を堪能。
ディズニーシーが,以前に比べて空いている感じを受けたが,偶々か。
でも動きやすくてこれくらいがちょうどよい。

帰宅して奇跡が起こりました。
DoCoMoより,失われた携帯電話が,警察に届けられているとの連絡が。
やはり地下鉄で発見された模様。
まさか見つかるとは。
拾っていただいた方に感謝。

実は,もう見つからないと思って別の携帯を購入してしまっていた。
これも高い勉強代だと思ってあきらめます。

夢は覚めて明日からまた…。
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by black_penguin | 2008-04-13 21:51 | その他 | Comments(0)

京都

同じ当事者の事件で,京都地裁と京都家裁へ時間差で。
いずれも「和解ダメです」と「報告」に行くだけ。
往復時間,地裁から家裁への間の時間と,ずいぶん時間をロスしてしまいました。

つくづく裁判とは時間を費やすものだと。
依頼者からすれば,このかかりすぎる時間はなんだと。

ほとんど散ってしまった桜を雨に濡れながら眺め,なにやら虚しさだけが心に残ってしまったのでした。

帰りはまたまたグリーン車で。おかげで勉強できました。
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by black_penguin | 2008-04-10 23:28 | 業務関連 | Comments(0)

裁判員制度

(以下,asahi.comより引用)
裁判員制度、施行は来年5月21日 公判は7月下旬から

 法務省は8日、来年から市民が刑事裁判に参加する裁判員制度の施行日を、裁判員法が成立した「5月21日」に決めた。政府は来週にも施行日を定める政令を閣議決定する。施行日以降に起訴された重大事件が対象で、実際に裁判員裁判が開かれるのは「来年7月下旬~8月上旬」になると見られている。

 裁判員法は、政府と最高裁が市民の理解と関心を高め、「円滑かつ適正に」制度が始められるかを見極めたうえで、04年5月28日の公布から5年以内に施行することになっていた。内閣府や最高裁の調査で6割が参加の意向を示していることを踏まえ、「できる限り時間をかけて広報活動を行う必要がある」(政府関係者)として、期限の5月27日に近く、法律が成立した21日が選ばれた。

 各地裁は今年9月1日までに来年分の裁判員候補者の人数を決め、各市町村の選挙管理委員会に通知する。各選管が有権者からくじで来年分の候補者を選び、市民には今年の末ごろに通知が届く。

 来年5月21日以降に起訴された事件は、裁判所と検察官、弁護人が、証拠や争点を絞り込む「公判前整理手続き」を行う。市民は初公判日の6週間前までに呼び出され、当日の面接などを経て、最終的に裁判員に選ばれる。
(引用終わり)

弁護士は裁判員になれず,刑事弁護もほとんどやらないとなると,重大犯罪を自ら犯さない限り,ある意味ずいぶん遠くに見える風景になってしまいます。
なんて言っていてはいけません。
これについて意見を言う,といいながらずいぶん時間がたった気がします。
施行日も決まったことですし,そろそろ…。

最初は疑問視してましたが,昨今の,世論に流されっぱなしの職業裁判官よりよほどましかもしれないと思うようになりました。
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by black_penguin | 2008-04-09 00:37 | 時事関連 | Comments(0)

弁護士のちょっとブラックな業務日誌


by black_penguin
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