2億円

はじめて2億円を超える請求訴訟(交通事故損害賠償請求)を提起しました。
決して適当に加算したのではなく,若くして悲惨な後遺症を被った事例です。
当職のなかでは過去最高額の請求です。

こうなると気になるのが印紙代です。
今回は60万円を超えました。
弁護士費用は,「後で」と言えますが,こればっかりは最初に支払わないといけません。
望んで高額請求しているわけではないのに,被害者にとってはかなりの負担となります。

この印紙代については,先日,日弁連よりアンケートがあり,それによると,海外では,10万円を上限にしたりしている国もあるそうです。
裁判所を利用するにあたってそれなりの手数料を払う必要はありますし(まあ,判決書書きたくない,などとほざいている裁判官もいますが。)乱訴を防止するという観点もあるわけですが,一律請求額に応じて増額されるというシステムとは別の,何か実質的な観点から印紙代額を決めることができればと思います。

少し前に,保険金請求をした事件がありましたが,結局,印紙代の問題もあって上訴を断念したという経緯がありました。
何か改善策が出ればと思います。

そういう意味では,「経済的利益」によって額が決まる弁護士費用も,同様の問題があります。ただ,これに変わる報酬基準をたてるのは難しいけど。
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Commented by ろぼっと軽ジK at 2007-06-13 06:22 x
被害者請求を先行して、当面困っている依頼者にとって印紙代の負担が少しでも楽になるよう講じていらっしゃいますか。
Commented by black_penguin at 2007-06-13 23:08
>ろぼっと軽ジKさま
ありがとうございます。
交通事故ではこれが使えますよね。今回は,諸事情で提訴を急ぎましたが(印紙代は事務所で立て替え(あんまり良くないことなのかもしれませんが…),別途自賠責請求して請求減縮しようと考えています。
by black_penguin | 2007-06-12 22:44 | 業務関連 | Comments(2)

弁護士のちょっとブラックな業務日誌


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