電波系

「公安警察に追われている」とか「スパイに監視されている」とか「電波による攻撃を受けている」といった「相談」を,当業界では電波系と称している。
いわゆる被害妄想障害と思われ,弁護士の法律相談によって解決することではない。
適切な治療機関で適切な治療を受けることがもっとも必要な人たちである。

先日,まさに電波によって近隣から嫌がらせを受けている,裁判にできないか,という内容の電話相談があった。
「電波を体で感じることはありませんよ」とか言ってみたが,「周りにも同じ事を言っている人がいる」と言い張る。
「電波を発信している場所は,機械で分かりますよ」,「警察で調べてみてもらったら?」と警察に振ってみた。
あとは,「精神的に参ってしまっていて,電波を感じるような感覚になってしまっているのかもしれないから,病院で見てもらったらいかがですか?」とさりげなく?治療の勧めも。
なかなか対応が難しい。

今日の法テラス相談(場所は差し控え)。
昭和初期の近隣トラブルについて,どうやら裁判をやったらしく,時効か除斥期間で却下となったものと思われ,一審,二審,最高裁?を経て,当然のことながら請求棄却が確定。なのに,再審をやってくれと。
無理です,というと怒りだし,法テラスはお金のない人にも相談できるように作ったのではないのか,税金の無駄遣いだ,弁護士の職業紹介所だ,などと捨てぜりふを吐いて帰って行きました。
法テラスが税金の無駄遣い,という点のみ同意。
マスコミ(ドラマ等も含む)なんかでは,弁護士=貧しい人からお金取らないで奉仕する,みたいなイメージを作っているわけですが,もちろん真に金銭的に困ってしかも救済の必要性が高い人を見捨てるということをするつもりはありませんが,最初から奉仕しろ,と言われるとそれはお断りですよ,と思ってしまうわけで…。
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by black_penguin | 2006-11-28 23:04 | 業務関連 | Comments(0)

弁護士のちょっとブラックな業務日誌


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