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法廷傍聴

今日は、被害者遺族の法廷傍聴付添のため朝から八王子へ。
途中、急行と間違えて各駅停車に乗ってしまい、待ち合わせに遅れそうになった。久々に、駅から検察庁まで走ってしまった。
挙げ句に、検察庁のエレベーターにしっかり「シンドラーエレベータ社」と書いてあったので、5階まで階段で往復(笑)

さて、初めての法廷傍聴付添だったのだが、今日は証人尋問。
なんでこの証人の調書を不同意にしたのかよく分からない。証人尋問終わった後はさらにその疑問が増大。
ということはさておき、こういう立場で法廷傍聴すると、被害者(あるいは遺族)が、もっとも直接的な利害関係者であるにも関わらず、傍聴席で一般人と同様に扱われている不合理さを実感できる。
今日の場合、被告人が少年だったため、被告人の入廷時には、傍聴席の前に蛇腹のついたてを置き、被告人が座った後にそれを取り外した。
結局横顔は見えるわけだが、完全に視線をふさがれ、誰だか分からないが衝立の向こうから笑い声が聞こえたりすると、何だか嫌な気持ちになる。
後もう一つ感じたのは、被害者は亡くなっているのにあそこに座っている被告人は生きている、という不合理感。こちらはちょっと自分でも危険な感覚な感じがするが。

いずれにしても、普段はこういう立場で法廷傍聴をすることは少ないので、貴重な経験。
by black_penguin | 2006-06-23 23:24 | 業務関連

弁護士のちょっとブラックな業務外日誌


by black_penguin