ブティック型法律事務所

先週は、事務局さんの送別会ということで、またまた日本橋の吉野鮨に行ってきました。

4人で、それなりにビールを飲んで、日本酒も結構頼んで、もちろんおつまみと握りと頼み、握りは追加までしましたが、1人1万円いきませんでした。

これはやめられないですね(笑)。

そして、日本橋に行くといつものように、「落ち着いていていいねぇ」と感傷に浸ってしまうのです。
たぶん、夜になると店舗の明かりが消えて、オレンジ色の街灯だけになり、それが静かな雰囲気(ヨーロッパ風?)を醸し出すのだと思います。

日本橋で事務所をやっていたときにはあまり感じなかったことかもしれません。
離れてみて分かること、ということだと思います。

一人でこんなところに事務所を構えて贅沢だったなぁと。

でも一方で、最近は、やはり一人でやっていくのは限界があったということを良く思います。
前にも書いた気がしますが。
仕事の関係で、一人事務所を訪問することが続いたのですが、弁護士側からすると、一国一城の主みたいで、落ち着いていていいのですが、行く方からすると(依頼者の立場に立ってみると)、知っている人や紹介された人ではないと、結構不安だなと思いました。

電話をかけても、いきなり弁護士本人が「○○です」と出たりして(私は、秘書さんがいたので、基本的にそういうことはありませんでしたし、自分が出るときでも事務所名で出ていました)、「間違ってしまったか」と一瞬戸惑ったりすることもありました。

弁護士は基本的にはその個人の能力によって評価されるはず(べき)で、事務所の場所とか構えとかは、関係ないはずであり、能力の高い人がまさに職人のように、口コミだけで仕事を獲得してやっていくというのは、理想的ではあり、そういう人もたくさんいるのだと思います。

ただ、やはりこの弁護士激増の時代にきて、それが通用しなくなってきていると思います。
ひとりで職人のようにやっていくことがとても難しくなってきていると。

そうなると、やはり事務所の規模や場所や構えというのは、今後の弁護士業継続にとって重要な要素となってきています。
その意味で、今の自分の所属する事務所(銀座で良いビルで5人で)は、とても理想的な環境であると思うのです。

最近は、ブティック型法律事務所、という言葉が流行っています(一部で)。
100人単位で弁護士がいる渉外事務所などから数人で独立して、専門化を売りにする事務所です。
「少数精鋭」とかいって、何だか耳障りもいいですよね。

確かに、依頼する側からすると、大規模事務所になってしまうと、誰に頼んでいるのか分からなくなってしまうということになり、そういうことでは、数人でやっている方が、顔も見えるし、一方で、一人事務所よりも安心感があるといえます。

というわけで、今後の事務所運営戦略のキーワードは、「ブティック型」ですよ(笑)。もう古いか。
最近は、「敷居が低い」とか「親しみやすい」とかを売りにする事務所が増えていますが(実際親しみがわくのか分からないけれど)、それはそれとして、専門性というか、弁護士として本来あるべきプロとしての仕事能力がきちんと備わっていることをアピールすることが重要なのかもしれません。
その意味では、事務所全体である程度の事件を実行して実績をアピールするということも必要なのかもしれないなと思いました。

いつにないまじめな話でつまらなかったですが、民主党が壊滅した今、海外逃亡のための様々な準備をしなければなりませんから、そのためには、これからの10年の仕事が大事だなと思ったわけです。
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by black_penguin | 2013-07-28 00:10 | 業務関連 | Comments(0)

弁護士のちょっとブラックな業務日誌


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