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都知事

意外な形で,石原何とか太郎が都知事を辞任しました。
どんな形にせよ,ようやく都知事の座から引きずり下ろせた(しかも自分で降りちゃった。策略とも知らず。)のは,歓迎すべき事態であります。選挙で当選するかもしれないけれど,あの手の人がちょこっと集まったって,結局埋没していきますよ。
(いや~彼を「国政で」ってそそのかした人は,なかなかの策士ですよ。都民,さらには日本国民のために大きな仕事をしてくれました)

それでは,Twitterより歓迎のお言葉。

竹田圭吾さん「都政に関心のない知事が辞任するのは都民としては喜ばしい限り。やだお赤飯炊かなきゃ」

内田樹先生「でも、こうなったら維新の会と石原新党にはいっそ合体して欲しいですね。政策の整合性とかはこの際いいですから。「ひとまとめ」になってくれていた方が「あ、あっちに『あれ』があるから、近づかないで遠回りしよう」というものが一つで済むから。」

ひときわ目立ったのは,岩波書店のキーワードNOW
「昨年4月に4選を果たしてから、わずか1年半後の翻意です。破綻した銀行に都民の税金を注ぎ込み、強引な圧力で教育現場を混乱させ、銀座に戦車を走らせて悦に入るという石原氏の長い大統領ごっこが、ようやく幕を閉じました。4度にわたって彼を選出した都民は、石原氏がポイ捨てした幾多の負債をこれから営々と払わされることになります。」

そうなんです。辞めたって言って喜んでいてはいけないのです。
彼がしてきたことの「総括」をしないと。
新銀行東京やオリンピック招致活動等に,相当な金額の税金を湯水のごとくつかい,全てドブに捨てる結果になりました。
最近では,中国の挑発に乗って尖閣尖閣と騒ぎだし,尖閣諸島の実効支配を危うくしてしまいました。
マスコミがこのあたりをどうしてきちんと追及しないのか。
かつて,美濃部達吉に対し「もう新旧交代の時期じゃありませんか、美濃部さんのように前頭葉の退化した六十、七十の老人に政治を任せる時代は終わったんじゃないですか」と述べた彼が,80歳で,官僚主義の打破とか今更感のある古い「スローガン」を掲げてまたぞろ税金を使ったお遊びを始めようとしているのに,たいした批判もせず,やれどこと連携だとかそんなことばかり報じています。
何度もいいますが,今の酷い政治状況を作ったのは,ひとえに新聞,テレビメディアですからね。

まあでもとにかく,いなくなって良かったよ。
しかも自分から降りたからね(繰り返し)。きっとはめられたとは,気づかないままなんでしょうね。
by black_penguin | 2012-10-27 23:48 | 時事関連

弁護士のちょっとブラックな業務外日誌


by black_penguin