雑文集

村上春樹の「雑文集」読み終わりました。

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良かったのは,「風のことを考えよう」です。

トルーマン・カポーティの「最後の扉を閉めろ」の最後の1小節
「think of nothing things, think of wind.」

村上春樹さんは,何かつらいことや悲しいことがあるたびに,目を閉じ,心を閉ざし,風のことだけを考えた,ということです。

確かに,風ってその場所のにおい,湿気とともに,場所の風景を思い出させてくれます。
思い出すのは,中学校のとき。
休み時間に,教室のはじで,椅子をバランス良く傾けて座りながら,窓から入ってくる気持ちのいい風を浴びながら,単行本を読んでいました。
教室の中の雑然とした音と,教室の窓から見える山のきれいな風景と,そして風と。
すごく良く覚えています。
辛いことがあったら,目を閉じて思い出すといいですね。

あと,「夜のくもざる」アウトテイク,超下らなくて面白いです。
特に,戦後民主主義。「象さんはね,まつかさっていうんだ,ホニョニョわね」だって。
たぶん分からないと思うので,読んでください。
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by black_penguin | 2011-03-04 00:04 | | Comments(0)

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