人気ブログランキング | 話題のタグを見る

30分

久しぶりに業務関連を。

今日は,東京簡裁へ。過払い金請求ではない。

東京簡裁の弁論と言えば,同じ時間帯に下手すると20件くらい入れられていて,自分の件が時間通りに終わるとの期待は最初から持っていません。

ところが今日の法廷。30分待たされたという某○○電鉄の代理人。
交通事故案件らしい。
「30分待ったんですが,裁判所から一言あっても良いんじゃないですか!」とイライラ。

確かに簡裁の事件処理に問題なしとは言いませんし,30分も待たせたんですから裁判官も「お待たせして申し訳ありません。」くらいの一言あってもいいと思います。

しかし,なんか偉そうな態度。
司法書士だか弁護士だか知りませんが,結構名の知れた会社の代理人として来ているのだから,ちょっと言い方とか考えた方が良いんじゃないか。
だいたい東京簡裁で30分待たされるなんて良くあること。それを知らない経験不足も露呈。

挙げ句に第1回期日にもかかわらず,「出した証拠で結果は明らか。終結して判決してもらいたい。」とまた偉そう。
交通事故訴訟でそんな簡単にいくはずないのに。
まあここでも経験不足を露呈。

何だか気分の悪い法廷状況となりました。



ところで,件の大阪地検特捜部長
「「いたずらに身体拘束」…犯人隠避、前特捜部長ら準抗告で検察批判」(読売新聞より)
らしいです。弁護人が言っているのだと思いますが,こういうことはやられて初めて気づくんでしょうね,検察官は。でも「身体拘束」を許可しているのは,裁判所ですから。
批判は裁判所にして下さい。

いずれにしても,せっかくですから,繰り返しになりますが,人質司法の改善に取り組んでください。
by black_penguin | 2010-10-15 00:01 | 業務関連

弁護士のちょっとブラックな業務外日誌


by black_penguin