内田樹の研究室

再び,内田樹先生のブログから引用です。

「すでに何度も引用しているものだが、もう一度繰り返す。
土地、大気、土壌、水、森林、河川、海洋などの自然環境、道路、上下水道、公共交通機関、電力、通信施設などの社会的インフラストラクチャー、教育、医療、金融、司法、行政などの制度資本は、「社会的共通資本」と呼ばれる。それは、広い意味での人間の生きる「環境」を形成する。
社会の土台である。
その要件は、軽々に変化してはならないということである。
「社会的共通資本は、それぞれの分野の職業的専門家によって、専門的知見にもとづき、職業的規律にしたがって、管理、運営されるものであるということである。社会的共通資本の管理、運営は決して、政府によって規定された基準ないしルール、あるいは市場的基準にしたがっておこなわれるものではない。(・・・)社会的共通資本の管理、運営は、フィデュシアリー(fiduciary)の原則にもとづいて、信託されているからである。」(宇沢弘文、『社会的共通資本』、岩波新書、2000年、22頁)」

司法も「社会的共通資本」
市場的基準にしたがっておこなわれるものではない。

司法試験の合格者を増やせば,競争して質が良くなる,と思った連中がいます。
ところが起きている現状はご覧の通り。
賢い人はみんなこうなることが分かっていたのに。
賢くない人がこんなんしちゃいました。

元凶はやはり…
「「患者さま」という呼称は「お客さま」の転用である。
医療も(教育と同じく)商取引モデルに再編されねばならないと、そのころの統治者たちが考えたのである(覚えておいでだろう。「小泉竹中」のあのグローバリズムの時代の話である)。」(内田樹の研究室)

小泉&竹中
竹中ちゃんのお友達は,競争していたら,あっちの方に落ちてしまいました。

知らなかったのですが,司法試験に法科大学院に行かなくてもいい,予備試験なる制度が出来ているらしいです。
こちら
こんなことしていないで,間違ったことは間違ったと素直に認めて元に戻すことが大切です。
[PR]
by black_penguin | 2010-08-07 22:04 | その他 | Comments(0)

弁護士のちょっとブラックな業務日誌


by black_penguin
プロフィールを見る
画像一覧